『ピアニシモ』modulation vre. 感想

※話の内容に触れるので普通にネタバレしてます

「感想」という通り私が感じて想ったことをつらつらと書いてるので解釈違いが大いに発生するかと思います。お気をつけください。

 

前回の感想(とその他諸々の感想たち)はこちらに。

fusetter.com

透とヒカルの配役が替わるだけでこんなに違うんか!?と驚きながら観てた。凄いなぁ役者さんは。本当に凄いよ。

 

前回は観てるのがしんどくてボロボロ泣きながら観てたんだけど、今回はスッと入ってきた。前回観て話の流れが分かっていたからなのかなぁ。でもそれだけじゃあ無い気がするんだ。

 

村井さんの透と米原さんのヒカルの関係性はヒカルは自由にやってるけどあくまで主体なのは透。透は透として立ってはいる状態。

対して米原さんの透と村井さんのヒカルは本当に二人じゃないとやっていけなかった。むしろヒカルが透のことを支配(というとちょっと大げさだけど)していたのかなって思った。

村井さんの透は一言で言っちゃうと救いようがない、というかなんというか…… 本っ当にギリギリの状態で生きていてそれがぷつりと切れるところの物語を我々は観た。って感じ。本当に辛くて苦しくて、最後のシーンの後もあまり明るい未来は感じられなくて、でもそれでも生きていく。そんな透に私は感じた。

米原さんの透はそれよりまだ救いがあるように感じられた。もうちょっとまともな精神状態で生きていたのかなって感じ。アニメの主人公にいそうだなって思いながら観てた。主人公感があったんだよね。救いがありそうって感じたのもこれがあったからなのかしら。村井さんの透は「主人公にはならないタイプの人物」っていうところで主人公としてフォーカスされた感じ?伝わるのかなこれ。

前回のは映画っぽくて今回のは地上波のドラマって感じ?例えれば例えるほどよくわからなくなってるね……?

 

サキも前回と今回で印象が違かった。前回は本当に嘘をついてたんだなって感じの娘だった。全部ウソに決まってるじゃんってネタバラシをするシーンのサキがちょっと胸糞悪い感じだった。対して今回は本当に全部嘘だった?本当に……? みたいな。ちょっと本当が混ざってたんじゃないかなぁって私には感じられた。

 

全体的に今回の方がマイルド?だった。的確な表現が全く見つからないけど。これはこれでとても良かった。もし『ピアニシモ』が何かしらの形で映像としての残るとしたら初見の人におすすめするのはこっちかなって感じ。自分と同じ衝撃を体感してもらうには通常版かな。私はどちらも好き。

 

村井さんのヒカル、米原さんver.よりもきれいに新宿が透けてて綺麗だった。ちょうど村井さんの左目がコクーンタワーの窓の部分に重なっててキラキラした宝石が眼になってるみたいだった。途中黒の面積を増やして背景みたいになってみたり全体的に動きが大きくて画面から飛び出してきそうだった。

 

もう観れないのかぁ村井さんのヒカル。さみしい。明日で千穐楽なのもさみしい。期間限定とかでアーカイブ残してくれないかなぁ。でも今日があってからの明日が楽しみ。初演からどう変わってくるのかな。

 

今日もまたうまいこと書けなかったな感がすごい。全くもってまとまりがないね。明日はもっとうまいこと書けてるといいね。

おやすみなさい。